週末に奈良の正倉院展へ行ってきました。
大学の授業で正倉院の話を聞いたことがきっかけで、毎年行くようになり、今年でもう5回目です。
【よくある質問】
Q、毎年行って同じ物見るの?飽きないの?
A、少なくとも10年間、同じものは出ません。飽きません。
正倉院宝物は、9000種以上あり、その中から毎年、70種前後が出展されます。
有名なもの等は、何度か出てくることもありますが、最低でも10年間は出てこないそうです。
今年の目玉は「紫檀木画槽琵琶」という、琵琶です。
(前回の出展は1998年のようです)
背面の模様が特徴的で、ルイ・ヴィトンの「モノグラム」にそっくりです。おしゃれ。
いま風に言うと「ヴィトンのギター」・・・1300年前と言えども侮れません。
なお、今回の正倉院展のポスターにもなっています。
他に気になったのは、「続修正倉院古文書 第四十六巻」の内、「大津大浦の書状」です。
(前回の出展は1979年のようです)
見た目は巻物。お察しの通り、字は達筆(というか癖字)すぎてほとんど読めません。
説明書きによると、大津大浦という人が、安都雄足という人に宛てた手紙だそうで、
ざっくり要約すると「以前納期を延ばして貰ったのにもかかわらず、その約束の納期に間に合わないです。理由は責任者が出張で居ないからです。ごめんね。」という内容だそうです。 まさかの始末書だったパターン。
・・・1300年前と言えども侮れませんw
ネット上にもにこれらの宝物の写真が出ておりますが、
皆様も機会がありましたら、ぜひ一度足をお運びください。
ひろせ@企画室